- 常識を疑ってみよう!
- 日本の電車内で通話ができないのはおかしい
- 世界を見ても通話禁止の国は少ない
常識を疑ってみる アインシュタイン
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」って誰がいった言葉かわかりますか?
実はあの下を出している写真でおなじみの物理の天才、アインシュタインの言葉なんです
「常識とは、18歳までに積み重なった、偏見の累積でしかない。」
常識を疑うことで、
新たな理論を打ち出した天才の言葉は大きいですね。
海外によく出ていると日本のすごいところも気づくけれども、日本のおかしいところもだんだん気づいていきます。
多分18歳まで日本にいた凡人の私は、日本でたくさんの偏見を身につけたんでしょう。
海外に出て初めて日本を相対化する時、新しい本読んで、新しい主義主張に出会って、
「おかしいな」って感じたことを今日は書きたいなーなんて。
日本人が「みんなと同じじゃない人」に向ける目
日本人が普通の人じゃない人へと向ける視線は時々凶器にすらなるのかなと思うことが。多々あります。
今では外国人観光客が増えているとは言っても、なぜか、「外国人」「日本人」と完全に区別する日本人。
日本語が喋れる上に、日本永住権を持っているバリバリの日本人になった「元外国人」も視線という差別を受けているといいます。
アメリカ人黒人の友人の話
アメリカ人の黒人の友人がある日インスタグラムで語っていたこと、
黒人であるということに対して日本人の女性2人からひそひそ話で陰口を言われたこと。
また、電車内で、視線を集めてしまうこと。
確かに私がロンドンに行った時は、白人黒人アジア人が雑多に暮らしていて、アジア人の女性であるということだけで、視線を集めるということは全くなかったです。
もし自分が異国の地で、黄色い肌を持ったアジア人というだけで、多くの人から視線を集めてしまったら、どう感じますか?
それはとても居心地が悪かったんだろうなと思いました。
満員電車で黒人男性の両隣が空いちゃう問題
私は高校時代から、何度か、満員電車であるにも関わらず、座っている黒人男性の両隣が空いている場面に出くわすことが多々あります。
なぜ皆、黒人男性の隣に座ろうとしないのでしょうか。
だからいつも決めているんです。「外国人の両隣が空いていたら、隣に座ろう。」と。
ある日、黒人男性の隣があいており、私は座って英語で話しかけ始めました。
そして、その後、彼が10年以上も日本で暮らしている方だとわかり、話が盛り上がったことがあります。
本題:日本で電車の中で通話ができないのはおかしいと思う話。
今の日本では電車内で電話が掛かってきたら、たいていの人は「いま電車の中なので、あとで掛け直します」と言って電話を切りますね。
そうしないで話し続ける人もたまにいますが、そんな人には周りの「白い目」が集中してしまいます。
電車内では携帯電話で通話はしない、通話するのはマナー違反だという「国民的合意」ができているのか
もはや電車内での通話はタブーであるという固定概念すらあると思います。
しかし、今現在そのルールはおかしいのではないかといった議論があるんです。
きっかけは韓国人の友人の疑問
確かに、何か緊急なことが起こった時や、大事な仕事の電話、家族への電話などは混雑時でない限り、許されるべきではないのか?
そう思ったのである。
ある時のネット上の反応
こんな問題提起がなされたのは2017年8月28日、読売新聞社が運営するQ&Aサイト「発言小町」でだ。
「電車内での携帯会話は、なぜダメなの?」と題されたトピックスが立ち、投稿主は、
「2名以上で電車に乗って、大声ではなく普通に会話するのはオッケーなのに、どうして携帯で周りに気遣いしながら会話すると、NGなのでしょうか?」と率直な疑問をぶつけている。
続けて、
「他人の会話の声は、同じように耳に入りますよね?電話で会話する声が、複数人で話すより殊更に大きいか?と問われたら、そんな事もありません。」と言葉を重ね、論点を強調した。
女子高生や、おばちゃんがグループで話す会話の方が大きい時があるのではないかと思います。
実際、私も高校生の時は友達と車内ではしゃいでいましたしね。。
実際「通話」は禁止ではない
2015年10月1日以降、ペースメーカーを持った方への携帯電話等の電子機器による実害がないとされる研究が発表され、
「優先席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」
という案内板に変わりました。
つまり、優先席付近であっても、事実上、携帯電話を使用して良くなった。ということですね。
JRでは、通話もご遠慮くださいであって、全面禁止ではないんですね!
世界を見ても、通話禁止の国は少ない
日本以外の大多数の国では、電車内のケータイ電話の通話は解禁状態!
世界を見回しても、どうやら電車内の通話に厳しいのは日本だけなんですねー
また一例として、イギリスのクワイエットコーチを見つけました!
日本語でいうと「静かな車両」ですが、ここにはルールがあるみたいです。
Quiet Coachは4両ごとに1両、設けられています。これらの車両は平穏と静粛を求める乗客の皆さんのためのものです。乗車の際は、次のようなルールをお守りください。
- 携帯電話の使用は禁じます。通話をしたい方は別の車両に行ってください。
- すべての電子機器は「マナーモード」に設定してください。
- もし、他の乗客とお話をされる際は、できるだけお静かに、他の乗客の皆様への配慮をお願いします。
優先車両のように区別するやり方は面白いですね
はしゃぎ声の方がそもそも迷惑
日本民営鉄道協会が毎年発表している「駅と電車内の迷惑行為ランキング(2016年度)」によると、
- 「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」は33.8%で1位
- 「携帯電話・スマートフォンの着信音や通話」は7位(19.3%)
なんと人々の問題意識も明らかにはしゃぎ声の方に移っているのです。
結論:とにもかくにもうるさいのはダメ
マナーとして満員電車などではおしゃべりも通話も控えるべきなのは間違い無いでしょう。
大人として、周りの状況を見て、今大きな声を出すことが迷惑になるか否かは考えて行動したいですね!
しかし、通話禁止が日本だけのガラパゴスルールであることは変わりありません。
ある程度空いている時にはおしゃべりと大して変わらないので、混雑時以外は私は通話は認められるべきだと思っています。
また、日本にあるルールが本当に正しいのか、ちゃんと考える必要がありますね!
身近な常識に関する問題提起が皆さんの間で広がることを願ってます!