こんにちは!そうちです
2018年に参加したロンドンでのトランプ来英に伴う、
25万人規模の反トランプデモに参加したので
どのようなものなのか、解説、レビューして行きます。
- ロンドンで25万人が参加した反トランプデモを解説するよ!
- ユニークなバルーンやプラカードが活躍してました!
- 大学の授業の一環としてソウチは参加しました
- 2019年のロンドンでの反トランプデモは100万人を動員する予想
- 世界で広まるアンチトランプデモに日本はどう関わればいいのだろう
関連記事:「常識とは、18歳までに積み重なった、偏見の累積でしかない。」 電車内で通話禁止っておかしくない?
ロンドンで25万人規模の反トランプデモに参加した印象
まず最初に私がデモ参加後に作った動画があるので、そちら見て雰囲気を理解していただければと思います。
「Donald Trump isn’t welcome here.(トランプはロンドンには歓迎されない)」と
最終目的地、トラファルガー広場に集まった観衆が叫んでいますね
猛烈に反発する人々がメッセージを書いたプラカードを掲げていますね!
またこの動画ではわかりづらいですが、皆スローガンの歌を歌いながら行進していました
このデモは近年で最大規模のデモになったと言われ、主催者推定で述べ25万人が集まりロンドンの街を埋め尽くした。
と言われています。
ロンドン以外で怒った各地域のデモを合わせると40万人程度が参加したと言われています。
ルートは主にロンドン中心のトラファルガー広場に向かって、BBC(イギリス公営局:日本のNHK)の前を通り、進むようなルートでした。
BBCの前では多くの人が放送局の前に集まり、叫んでおり、その先まで進むのに時間がかかると判断したため
途中からは電車移動に切り替え、トラファルガー広場の最寄駅であるチャリングクロス駅から向かいました!
ベイビートランプとそれぞれが持つ看板の個性
引用:AFP BBNews
参加者はトランプ氏をおむつを着けた赤ん坊に見立てた「赤ちゃんトランプ」の巨大バルーンを掲げていました。
これはロンドン市長が許可したもので、トランプの人としての未熟さや、政策への未熟さを表しています。
また人々はおもいおもいに反発を表現するプラカードを掲げていました!
パレスチナの国旗を振る人や、、、
労働組合の人
トランプのTwitterでの誤字を表した「covfefe」が早速使われる
様々なプラカードがありました!
なぜロンドンで反トランプデモに参加したのか
後ろにいるのは中国から来た友達です。
私はロンドン大学に留学していたのですが、そこの授業で強制参加だったんです。
ロンドン大学とアメリカの大学で受けた反トランプ教育
この写真も今回の反トランプデモの写真です。
はい。話は変わりますが、私がロンドン大学と、アメリカのセントマイケルズカレッジで受けた反トランプ教育の例をあげます。
- 反トランプ運動に参加強制
- 反トランプと記入しないとテストで100点もらえない。
- トランプの掲げる政策や発言を分析させられる
- 教授がめちゃくちゃ反トランプ
などなどです。
私はここから一流の高等教育に関わる先生は反トランプが多いのだと感じました。
また日本のように政治的指向性を生徒に示さないと行った先生は少なく、
トランプに対しては反対意見を表明している人が多かった印象です。
反トランプデモに25万人集まった理由
今回なぜこのようなデモに発展したのかを考えたいと思います。
まずイギリスが「デモに寛容な国」であり「デモは権利を主張する際に尊重されうる手段である」と考えられてることが大きいと思います。
デモが当たり前な国 イギリス
2019年2月にはイギリスの学生によってロンドンの街が占拠されるという大規模なデモも起こりました
環境問題を真摯に受け止め、パリ条約の目標達成に向けて取り組むよう政府に要求するデモでした。
このデモは「Youth Strike 4 Climate」と呼ばれ、学生らはイギリス政府に対し、気候変動による緊急事態を宣言するよう要求。
また気候変動の問題に積極的に取り組むよう、そして状況の深刻さについて国民に知らせるよう求めたと言います。
さらにイギリスの教育カリキュラムに「環境の危機」を含めることや、投票できる年齢を16歳に下げ、若い人々が環境問題に関する意思決定に関与できるよう要求した。
https://switch-news.com/whole/post-27966/
この他にも。。。
大学労働者のためにストライキをするロンドン大学の学生
私の通っていたロンドン大学では、学校運営側に対するストライキがよく起こるそうです。
例えばこんな事例
学生が運営側にストライキを起こし、2、3日の授業ボイコット
ストライキ内容:清掃職員・事務職員などの職場改善、賃上げ要求
とても興味深い事例ですね!
学生側は要求が通れば間違えなく授業料の値上げにつながるでしょう。
しかしそれでもなお、自身の大学にいる職員の権利のため一緒に立ち上がるのです。
このようなストライキが年に1、2回はあるそうです。
またロンドンの地下鉄もしょっちゅうストライキを起こすことが有名で
イギリスで権利のためにデモやストライキに参加することの意義は重んじられているように感じました。
2019年ロンドン 反トランプデモへ100万人が動員か
2019年6月3日に再びイギリスをトランプ大統領が訪れる際には、その翌日6月4日に
2018年と同じ運営団体(Stop trump coalition)が再びロンドン中心部にて大規模なデモを開催すると発表しています。
ハフポストUK版に共有された、市場調査会社YouGovとロンドン・クイーン・メアリー大学の共同調査によると、イギリスの首都800万人の10人に1人以上が、トランプ大統領の訪問に際して抗議デモに参加する意思がある、と発表した。
調査では、18歳から24歳までの5人に1人が大統領訪問期間中にデモに参加すると予測されている。
引用:ハフポスト
さらにいうとロンドン市民の半数以上である54パーセントがトランプ大統領の訪問に反対しており、
新聞各社の見立てでは100万人規模になると予想されている。
また去年使われたベイビートランプも使われる予定だそうだ。
まとめ:反トランプデモから民主主義を考える
反トランプでもはアメリカ各地だけではなく、韓国、イギリス、オーストラリアなどといた各国に広がりを見せている。
一方で日本はどうなのだろう。
日本ではあまりデモが行われない傾向があり、先日のトランプ来日の際も目立ったデモは行われなかった。
自動車の関税問題などで日米間は今揺れているが、権利を主張する手段として今、
女性蔑視や移民問題、貿易問題や環境問題などで世界との孤立を深めるトランプ氏へ
日本国民としてできることを考えたいと思う。
最後まで観覧有難うございました!
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